いまさらですが、スタバで人気のコーヒードリンク「カフェラテ・カプチーノ・キャラメルマキアート・カフェモカ…」など、みんな大好きなスタバのメニューはほとんどが「エスプレッソ」から作られているものだったと気づきました!
というか「エスプレッソ」=「なんだ、コーヒーだよね」と思って深く考えずにスルーしていました。
でもね、調べてみると、エスプレッソって普通のコーヒーとは違うんですよ!
この記事を読むと、私みたいに今まで、深く考えずに(例えば)カプチーノを注文していた人も「おぉぉ!これがスタバのエスプレッソか!」と言えちゃうようになりますよー。
エスプレッソとスタバについて、知っていたようで知らなかったいろんな想いをインストールしていって下さいね!
スタバの人気メニューはエスプレッソばかりだって知ってた?

スタバ行ってもコーヒーって飲まなくないですか?
期間限定のいちご、ピーチ、パイナップルとか…到底コーヒーとは無縁なものばかり…。
でも、限定ものに魅力がない時にふと定番メニューに目を向けてみると…。

このピンクの枠の中のメニューがエスプレッソを使ったものです。
あったあった、ありましたよ!キャラメルマキアート(キャラメルフラペチーノ)やキャラメルマキアート、カプチーノも、これぜんぶエスプレッソから作っていたんですね〜。
エスプレッソは2種類の豆から選べる「エスプレッソロースト」「ブロンドエスプレッソ」と書いてありました。
一杯ごとにコーヒー豆をタンピングしているんですね!
エスプレッソのタンピングとは挽いたコーヒー豆を均一に平にすること!

エスプレッソは、エスプレッソ専用マシンを使って高圧力をかけて30秒で30mlのコーヒーを抽出します。
タンピングとは、上の写真のように「挽いたコーヒー豆をポルタフィルターをという金属ホルダーにいれて、タンパーという金属の重しを使って均一に押し固める作業」です。
いかに均一にスキマなく押し固めるかが、エスプレッソを美味しくする重要なポイントらしい。
タンピングしたポルタフィルターという金属ホルダーをエスプレッソマシンにはめ込んで、高圧力をかけて一瞬でエスプレッソが抽出される、というわけでなんです。
少ないコーヒー豆を高圧力で一気に抽出するのがエスプレッソ

エスプレッソマシンで9気圧の力をかけるとポルタフィルターに入ったエスプレッソには約24kgの圧力がかかります。
そして、約30秒で30ml程度のエスプレッソが抽出されるのです。

タンピングがしっかりされていると抽出したエスプレッソは上から「クレマ・ボディ・ハート」の3層になります。
- クレマ
-
エスプレッソの最上層上の部分。
キャラメルのような、ゴールドブラウン色で、シルクのようにきめ細やかです。
エスプレッソはお砂糖を入れて飲む習慣が多いのです。
お砂糖をクレマの上に乗せた時、ゆっくり沈めれば厚みがあってしっかりした良いクレマをいうことになりましす。
- ボディ
-
中間の淡い茶色い層の部分。
「ボディ感」と表現するように、口に含んだ際に感じるコク・深み・ボリュームなどが凝縮された部分です。
濃厚なコクと深い味わいがあり、旨味とコクを左右しする主役部分です。
- ハート
-
一番したの層に当たる部分で、ダークなブラウン色。
エスプレッソの余韻を残すアロマが詰まっています。
「クレマ・ボディ・ハート」の3層が保てる時間は数秒間と言われています。
この3層はコーヒー豆のタンパク質や油分などによるもので、綺麗に層が別れているほど、上質なエスプレッソといえるのです。
スターバックスでも、「クレマ・ボディ・ハート」がみられないエスプレッソは、お客様にださないとか。
もはやエスプレッソは芸術ですね!
日本でのエスプレッソ人気はスターバックスから来ている!

さて日本でエスプレッソが飲まれるようになったのは、スターバックスの影響がおおきいんです。
「スターバックス」は1971年にシアトルで開業されたコーヒー焙煎会社でした。
そこへ1982年にハワード・シュルツという現CEOが、エスプレッソを主体としたドリンク類の発売を会社に提案したんです。
ところが会社(スターバックス)は、シュルツの提案を認めなかったのか、シュルツは退職してしまいました。
そこで自分でエスプレッソを主体としたテイクアウトメニューの店頭販売を開始したそうです。
それがシアトルの学生やキャリアウーマンの間で大人気となり、瞬く間に流行。
そして1987年にシュルツは「スターバックスの店舗と商標」を購入したんだそうです。
シュルツ頑張った!
いつか映画になりそうですね。
その後、1995年になって「スターバックス」が日本に進出してきて、エスプレッソを使ったドリンクメニューがとても人気になっている現在!
とうことです。
感動です(´;ω;`)
エスプレッソとは(簡単に発祥の歴史や背景)

エスプレッソはイタリアが発祥の地なのですが、イタリアでも、もとは、ドリップ方式で飲まれていたそうなんです。
なのにどうしてエスプレッソという抽出方法ができたのか調べてみました。
エスプレッソ発祥エピソード
1806年、ナポレオンが大陸封鎖令を発したことから、フランス植民地で砂糖やコーヒー豆が極端に不足しました。
このことがきっかけで、できるだけ少ない量のコーヒー豆で効率よくコーヒーを抽出できる方法が考えられたんです。
約100年後の1901年頃、やっと高圧力で濃厚なコーヒーを抽出するエスプレッソマシンができたということです。
エスプレッソ(espresso)の名前「あなただけの特別な一杯」
エスプレッソは、エスプッソマシンを使って高圧力を利用して一瞬で濃いコーヒーを抽出します。
急速にコーヒーを作れることから、エスプレッソ(espresso)は『treno espresso(急行列車)』という意味から来ていると言われています。
また、それとは別に『特別にあなただけに』という意味からきているとの説もあります。
どちらにしても注文を受けてから、あなただけの為に急いで特別なコーヒーを淹れるエスプレッソ。
素敵ですね!
イタリアの朝はエスプレッソ(カプチーノ)で始まる

イタリアの朝はミルクたっぷりのカプチーノとクロワッサンで始まります。
朝食・午前中の休憩時間・昼食後・午後の休憩時間・仕事が終わった時・夕食の後にと1日5杯のむほど、エスプレッソは欠かせないものなのだそうです。
イタリアのエスプレッソの飲み方

ちなみに、エスプレッソをストレートに飲むのは日本人くらいなものらしいです。
イタリアでは小さいデミタスカップのエスプレッソに対してお砂糖をスプーンに1杯または2、3杯入れて飲むんです。
クレマを潰さないようにやさしくかき混ぜます。
その際、お砂糖は全部溶かさないようにして下さいね。
そして飲み干します。
飲み干した後コップの底に残ったお砂糖ををスプーンで救って食べる。
これが本場イタリア風のエスプレッソの楽しみ方なんですって!
「エスプレッソ」と言えるのは3つの条件がある


- コーヒー豆は深煎り
- コーヒー豆は極細挽き
- 専用のマシンで急速に抽出する
この3つの条件が揃わないとエスプレッソとはいえないのです。
順番に説明していきますね。
- コーヒー豆は深煎りである必要がある!
-
コーヒー豆は深く煎ると、高抽出できるようになります。
急速に抽出するには濃度が必要なので、深煎りにする必要があります。
また、酸味がなくなり苦味が強くなってコクが出るので、エスプレッソは深煎りという決め事になっています。
- コーヒー豆は極細挽きにする
-
苦味の強い濃厚なエスプレッソの味を引き出すのは極細挽きが適しています。
エスプレッソの苦味とコク、アロマが引き出されるのに適している挽き方が極細挽きになります。
- エスプレッソ専用マシンを使う
-
エスプレッソ専用マシンを使うことで、極細挽きの深煎り豆を、お湯で蒸らし高圧力で一気に抽出します。
エスプレッソの証と言えるクレマが出現するのもマシンがないとできません。
高圧で一気に抽出することでエスプレッソの苦味とコクとアロマが引き出されます。
エスプレッソと普通のコーヒー(ドリップコーヒー)との違い
コーヒーの種類 | Espresso | ドリップ |
---|---|---|
発祥の地 | イタリア | フランス(ドリップ式) |
コーヒー豆の焙煎挽き加減 | 深煎り・極細挽き | 浅煎り〜中煎り・中挽き |
1回の抽出量 | 8g=約30ml(1oz) | 10g=150ml |
抽出方法 | エスプレッソマシンで強制的に抽出 | 自然に抽出されるのを待つ |
1杯の抽出時間 | 30秒程 | 3〜4分 |
抽出されたコーヒー | 3層 | 1層 |
アレンジメニュー | スタバメニューが作れるほど豊富 | 牛乳と等分で割ってカフェラテ |
日本では一般的にコーヒーというとドリップコーヒーが多いと思うので、エスプレッソとドリップコーヒーを比較した表を作りました!
強引に高い圧力で抽出するのと、自然にドリップされるのを待つ抽出方法では、ずいぶんコーヒーの味が違うのも当然ですね!
普通のコーヒーが一杯出来上がるまでにかかる時間は、約150mlで3〜4分です。
エスプレッソは高圧力で30秒ほどで強引に抽出するので、出来上がりの量はワンショット(1oz)約30mlという量になります。
まとめ:エスプレッソを知ったらアレンジメニューが豊富で楽しい!

濃縮されていて30ml程しか抽出されないエスプレッソは、イタリアではストレートでは飲まないそうです。
グラニュー糖を山盛り1杯入れてクレマをこわさないようにゆっくりとかき混ぜて一気に飲みます。
最後に溶けきれなかったお砂糖はスプーンで口に運びます。
と言う感じのエスプレッソの正しい飲み方でした!苦いので砂糖を入れて飲むのが一般的なんですね。
またはフォームミルクをかけたり、スチームミルクをかけたりしてアレンジをたのしみます。
私が最近、ハマっているのがこの画像にあるアフォガード(affogato)です!
めちゃめちゃ美味しいんですよ、お味はモスシェイクです。
エスプレッソをドリップコーヒーの薄さで飲みたければ、お湯を足すと「アメリカーノ」という飲み方があります。
お湯で薄めるとドリップコーヒーのように飲めて、ミルクを入れるとラテになり、アイスクリームにかけると美味しいアフォガードというドルチェにもなってしまう。
「エスプレッソ」はいろんな楽しみ方ができるコーヒーなんですね!
しばらくエスプレッソにハマりそうです。
エスプレッソを使って作られているラテ系のメニューは、なんとミルクの調合によってカフェラテ・カプチーノ・ラテマキアート…と呼び名がかわるんです。



