自分がうつ病になった時の体験をもとに、家族・同僚・会社へしたときの状況をお伝えします。
この記事を読むメリット
自分がうつ病になった時に、周囲にカミングアウトすると、
どういうリアクションで返ってくるか予想できるようになります。
家族に打ち明けた時の反応

不思議なもので診断書を手にした瞬間から、見える景色が変わりました。
病院からの帰り道、いつもの景色なのに、なんというかピンボケした感じにぼんやりと…。
バッグに入れた診断書に、心の焦点が集まっていました。
家に帰り、ボウゼンと…。
さて、どうしようか、どうしたらいいのかな。
この診断書って会社に出さなければ、なにもなかったことになるのかな…。
診断書をもらった時の様子はこちら初めての心療内科で…

私には10歳年上の夫がいます。
仕事から帰ってきた夫に、「うつ病の診断書」をもらったことを話すと…

へ~、よくだしてくれたねー。
まったく信じていない。
「よくだしてくれたね」のとひとこと。話が続かない。
もちろん「うつ病」だと思っていなので心配などしていない。
続いて、近くに住んでいる母のところへ行った。
「ねぇ母さん、私、心療内科でうつ病って診断されたのー」

あんた、あたまおかしかったのー
親のセリフなのか…。
同僚に打ち明けた時の反応
会社ではいつも笑っている明るいキャラクターで通っています。
初めに心療内科に行くべきか相談したのは、親友の様に仲の良かった会社の同僚でした。

ねぇ、ねぇ、私、うつなんじゃないかと思うんだ~。

フンッ♪
ななこがうつ病のわけないじゃん。
笑わせないでよ~。
誰に言っても「フンッ」と鼻であしらわれます。
なのに、同僚にうつ病の診断書を見せたとたん…

人が変わったんです!
急に3mくらい遠くに、私から離れて行ったように感じました。

え、ちょっとまって…
いままでの私と何も変わらないんだけど…
と、いくら言っても…

ほんとうにおかしい人って…
そう言うのよ。
すごいショックでした。
まともに話をしてくれなくなって、その後、連絡も来ないです。
どう接していいのかわからなくて困っているのかなぁ…
上司に相談した時の会社の対応
同僚の変りようがショックで、
「もういいや、会社辞めても」というなげやりな気持ちになった状態でした。
上司に「診断書をもらったので、ご相談したいのですが」と伝えました。

すると… 「うつ病の診断書」は良くも悪くも魔法の紙です。
会社側としては、ただただ「休んでください」という対応。
診断書名が「うつ病」だけに、慎重に言葉を選んでいる様子でした。
一生懸命、戻ってこれることを説明していたのが痛く感じる。
ただ、仲の良かった直属の上司ですら、事務的な対応になったような感じがして、微妙な心情でした。
言葉の端々に私に対する遠慮が見えたので、
せめて、すでに組まれたシフトを終えて「来週から休ませてください」と、こちらからお願い。
皆には休職する理由は公表しないということで相談終了。

長期で休めることが決まったので、少し頑張れる気持ちができた。
心のゆとりができたことで困っている人の仕事を気前よく、一手に引き受けたりしながら休職に入った。
翌週、 上司の計らいで 「私が家庭の事情で長期で休むことになった」というメールを社内に流してくれた。
【まとめ】家族・同僚・会社それぞれの反応
- 家族=信じない
- 同僚=遠くに離れていった
- 会社=うつ病診断書は良くも悪くも絶対的な紙。
上司の意志も私の意志も無関係で効力を発揮する。医者は神様扱い
同僚は親友だと思っていたので、かなり凹みました!

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