この記事を書いているのは2021年1月14日。
今からちょうど1年前の2020年1月14日から会社を休職している。
あれから1年が経過した。
あの時は、1年後まで休職していることは、わかっていなかった。
まして、ひきこもりなのに、一年後に自分がコロナになっているなんて、想像もしなかった。
目次
ひきこもりのうつ病患者がコロナに感染

私は今、新型コロナのPCR検査で陽性になった為、自宅療養をしている。
関連記事 新型コロナに感染!初期症状や7日間の病状変化と保健所の対応
コロナの疑いをかけられてから『1週間の経緯と状況、症状、病歴などを聞かれる』を何度も何度も質問されてきた。
電話をかけてくる担当者の質の悪さといい、答えるのが嫌でたまらなくなってきた。
まさかコロナの症状にうつ病の症状と共通点があるなんて、思ってもみなかった。
うつ病治療中の私が、新型コロナウィルスに感染して、似た症状と感じた2つの共通点を、あげていこうと思う。
うつ病にもコロナにもある共通点①倦怠感

あれ?どこかで聞いたことある「体がだるい、何もする気が起きない、集中力が低下するなどの状態。」っていうのは、うつ病と同じ…。
お腹が空いた → 面倒だからいいや
あれ食べたいな → 作るの面倒だな、作るくらいなら、食べなくていいや
お風呂 → 入るの面倒、入る気がしない
食器を洗う → お水触りたくないな、面倒
宅配注文 → 考えるのが面倒
ネットショッピング → 決められないし考えるの面倒
あげるとキリがないほど、面倒なことばかり
「面倒」と言う言葉で、すべての欲がなくなる。
これは…うつ病の倦怠感とおなじ。
私の場合だけど、私がうつ病で ↑ のような倦怠感を感じる時は「自分はもしかしたら怠けているだけじゃないのか」という心の葛藤が必ず伴う。
新型コロナの時は、たとえ倦怠感があっても、罪悪感はない。
うつ病にもコロナにもある共通点②ひとりになりたい

もう一つは、人との関わり。
何度も何度も聞かれた『1週間の経緯と状況、症状、病歴などを聞かれる』の質問。
この手の質問が、でてくる行為を何とかして避けたい。
だから人と関わりたくない。
友達にも連絡したくない、そう思っていた。
会社に報告したら、こんなメールが来た。
お疲れ様です。
なななんと!
同居されているご家族ですか?ご主人??でしょうか。ななこさんもこれからPCR検査を受診されるのですか?それとも結果待ちということはPCR検査の結果待ちですか??
私は、休職中でずっち会社に行ってないんだし、退職手続きも中止にして結局あってもいないんだから関係ないじゃん。
もはや、興味本位の質問でしかない気がして、答える気が失せた。
聞かれて当然と言えば当然なんだろうけど、気持ちに余裕のない私は、ただ嫌で嫌でたまらなかった。
(次の日に冷静になって丁寧に、教えてあげました。)
会社からダンボールに入った私物が届く

コロナのPCR検査の日(1月9日)
検査から帰ってくると不在配達票がドアポケットに入っていた。
うわぁ、段ボールの中、見るの怖いなぁと思った。
会社の思い出が詰まっているであろう段ボール。
開ける勇気ない〜
しばらく放置してが、置いておくのも気になるので事務的な気持ちに切り替えて開けてみた。
1年前に使っていた、カーディガン、膝掛け、会社用の靴などが入っていた。
あとこれも… ↓ 入っていた。

ふぅ…。
終わった…。
退職についての書類(誓約書)に返信用封筒が入っていた。
手書きで返信先が記入されており、切手も貼ってあった。
サインして封入した。
いつ投函できるのかな…。

友達に連絡するの嫌だと思っていたけど、年賀状がきちゃった。
考えてみると、ちょうど一年前、うつ病で休職を始めた。
去年は年賀状をくれた友達に「うつ病になって休職してるけど、元気になったらまた連絡するね」と逃げていた。
それから丸一年も逃げ続けていたんだと思うと、さすがに今年の年賀状は返事を書こうと思った。
それにLINEするよりも年賀状で「コロナになりました」って書けば、会話しなくて済むし…と軽く考えていた。
ところが、年賀状は1月8日で販売終了になっていたのだった。ショック!

もうLINEするしかない、意を決してLINEした。
送った内容は…
「コロナになっちゃった、元気になったら連絡するね」
と送信して終了。
まるでピンポンダッシュみたいだw。

やばい、私、病んでない?

そりゃそうだ、うつ病で休職してるんだから病んでて当然。
そんな、ボケとツッコミを自分でしながら考える。
そういえば、うつ病になる前もずっと人を避けてたな…と思いだす。
関連記事 うつ病の初期?「ひとりになりたい」人間関係がわずらわしかった
1月9日に(この記事は1月14日にアップ)読売新聞より、こんな記事があった。
新型コロナ感染者は、体内からウイルスが検出されなくなった後も後遺症に苦しむケースが報告されている
読売新聞
(中略)
疲労感や筋力低下の症状を示す人が63%と最も多く、睡眠障害が26%、不安やうつ症状も23%に上った。脱毛も22%にみられた。不安やうつ症状は女性の方が頻度が高かった。
この実験結果は武漢のものだが、日本でも近いうちに発表されるはず。

「うつ病休職」の記事は今回で最後になります。
「休職」ではなくなる為です。
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